歯科治療でよく起こる気分不良の原因である迷走神経ショックを想定して訓練を行いました.
患者が気分不良を訴えたのち,意識不明になり,救急搬送されるというストーリーです.
気分不良を訴えたら,血圧測定とパルスオキシメーターの装着を行います.
血圧とパルスオキシメーターの値が低い場合は,ショック状態と判断し,ショック体位をとらせ,酸素吸入を行います.
通常はここまでで,ほぼ問題なく回復して帰宅していただきますが,今回は訓練ですので,その後意識不明に陥ったとして救急搬送まで練習しました.
意識不明になった場合は,すぐに救急車を呼び,患者を床におろして,AEDの準備を行います.救急隊員にこれまでの経緯を伝えて,指示を仰ぎ,救急車の到着を待ちます.
このような感じです.もちろん起こって欲しくない事例ですが,いざという時にオタオタしてしまうと大変です.定期的に訓練して,万が一に備えておきたいですね.
posted by 院長
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