7月1日~2日にパシフィコ横浜で開催された日本補綴歯科学会第126回学術大会に参加してきました。
「補綴歯科学会」とは、歯を失ったあとを入れ歯やインプラントなどの人工物で補い、機能を回復させる技術と学問を研究する学会です。
大学を卒業して以来、毎年参加しているのですが、ここ5年間は自分なりに研究結果をまとめて研究発表を続けてきています。
今回も「全部床義歯における片側性咬合平衡を得るための臼歯部人工歯排列位置に関する症例検討」というタイトルでポスター発表を行いました。ポスター発表とは発表内容をポスターにまとめて掲示して、ポスターの前で質疑応答を行う発表スタイルです。口演発表と違って質問者とじっくりと話ができることが良いところだと思います。
これまで私が開発して実践している義歯の作製方法についてをまとめて発表しましたが、たくさんの方に興味を持っていただき、質問やご意見を賜りました。ありがとうございました。
そして、おかげさまで「カボデンタル賞」という優秀賞を受賞することができました。大変光栄なことです。
並み居る大学病院や研究室の先生方の発表の中から私の発表が選ばれたわけで、とても嬉しかったです。
実は一連の研究で2013年にも「デンツプライ賞」という優秀賞を受賞しており、長期に渡って私の研究が評価されていることを大変誇りに思います。
おそらく、一般開業医でカボデンタル賞をもらった人はこれまでいないと思います。デンツプライ賞とカボデンタル賞の両方を持っている人は大学の先生でも少ないと思います。本当にありがたいことと思います。
これを糧にますます研究を発展させ、地域のみなさまに還元できるよう頑張りたいと思います。