来院される方々の中には子育て真っ最中の方もいらっしゃいますよね。
私も、もうすぐ2歳になる娘の子育てに日々奮闘しています。
今回は離乳食に関するお話「手づかみ食べ」についてです。
離乳食後期(9~11か月ごろ)になると赤ちゃんは自分で食べ物をつかみ、
口に運ぶようになります。
この時期にたくさん手づかみ食べをさせてあげることで、のちのちスプーンや
フォークを上手に持てたり、食への関心が増え、色々な物を食べるようになったりと、
赤ちゃんの成長において嬉しいことがたくさんあり、赤ちゃんの脳の発達にも
いい影響を与えると言われています。
「手で触れる→指でつまむ→口に運ぶ→口の中でモグモグする→味や食感を確かめる」
という一連の動作は脳の広範囲を刺激します。
また、手づかみ食べは五感をフルに使います。
・目(視):色や形を認識👀
・耳(聴):噛んだ時の音の違いを楽しむ
・鼻(嗅):においをかぐ👃
・舌(味):味を確認👅
・皮膚(触):温度、かたさを感じる
お子さんに様々な刺激を経験させてあげられるように、色々な色や形、温度、
かたさ、味、におい、食感の食材を用意してあげるといいですね。
お子さん自身が楽しいと感じることはもちろんですが、パパ、ママが一緒に
喜んでくれることも食べる意欲に繋がります。
とはいえ、後片付けが大変なのも事実です。
こぼしてしまったり、遊んで投げてしまったりすることがあるかもしれませんが、
事前に新聞紙を椅子やテーブルの下に敷くなど片付けが楽な工夫をすれば、
少しはおおらかな気持ちで見守ってあげられるかもしれません。
皆さん、お仕事をされていたり、そうでなくてもお忙しくて余裕がないこと
もあると思います。そんな時はパパもママも無理する必要はないと思います。
スタート時期も月齢にあまりとらわれず、お子さんの成長の様子をみながらで
大丈夫です。
まずは「※切るだけメニュー」からスタートでいいので、
(※ゆでた野菜や果物、パンなどを小さく切るだけのメニュー)
時間や心に余裕が持てた時にゆっくり進めて行ってくださいね。😊
管理栄養士 島谷