2023年6月22日木曜日

~脳の発達にもいい影響!手づかみ食べのメリット~

 来院される方々の中には子育て真っ最中の方もいらっしゃいますよね。

私も、もうすぐ2歳になる娘の子育てに日々奮闘しています。


今回は離乳食に関するお話「手づかみ食べ」についてです。



離乳食後期(9~11か月ごろ)になると赤ちゃんは自分で食べ物をつかみ、

口に運ぶようになります。

この時期にたくさん手づかみ食べをさせてあげることで、のちのちスプーンや

フォークを上手に持てたり、食への関心が増え、色々な物を食べるようになったりと、

赤ちゃんの成長において嬉しいことがたくさんあり、赤ちゃんの脳の発達にも

いい影響を与えると言われています。

「手で触れる→指でつまむ→口に運ぶ→口の中でモグモグする→味や食感を確かめる」

という一連の動作は脳の広範囲を刺激します。

また、手づかみ食べは五感をフルに使います。


・目(視):色や形を認識👀

・耳(聴):噛んだ時の音の違いを楽しむ

・鼻(嗅):においをかぐ👃

・舌(味):味を確認👅

・皮膚(触):温度、かたさを感じる


お子さんに様々な刺激を経験させてあげられるように、色々な色や形、温度、

かたさ、味、におい、食感の食材を用意してあげるといいですね。

お子さん自身が楽しいと感じることはもちろんですが、パパ、ママが一緒に

喜んでくれることも食べる意欲に繋がります。


とはいえ、後片付けが大変なのも事実です。

こぼしてしまったり、遊んで投げてしまったりすることがあるかもしれませんが、

事前に新聞紙を椅子やテーブルの下に敷くなど片付けが楽な工夫をすれば、

少しはおおらかな気持ちで見守ってあげられるかもしれません。


皆さん、お仕事をされていたり、そうでなくてもお忙しくて余裕がないこと

もあると思います。そんな時はパパもママも無理する必要はないと思います。

スタート時期も月齢にあまりとらわれず、お子さんの成長の様子をみながらで

大丈夫です。

まずは「※切るだけメニュー」からスタートでいいので、

(※ゆでた野菜や果物、パンなどを小さく切るだけのメニュー)

時間や心に余裕が持てた時にゆっくり進めて行ってくださいね。😊



管理栄養士 島谷





2023年6月1日木曜日

~6月の栄養士からのお便りのお知らせ~

今週は雨が続いて、あまり天気が良くないですが、

皆さん、体調を崩さず、お過ごしでしょうか?


6月の栄養士からのお便りのお知らせです。

今月のテーマは「もち麦の栄養、健康効果がすごい!」です。


スーパーでも手軽に手に入るので、「もち麦」を知っている方も多いのではないでしょうか。

最近はコンビニのおにぎりやスープに使われたりもしていますね。

「もち麦」は食物繊維が豊富で、ぷちぷち、もちもちした食感があって美味しいのが特徴です。

食物繊維豊富といってもどのくらいなの?と思われるかもしれませんが、

食物繊維豊富で知られている「ごぼうの2倍」「玄米の4倍」もの量、

白米と比較すると25倍の量が含まれています。


主食だと継続的に食物繊維の摂取が可能なので、もち麦は特におすすめの食材です。

また、食物繊維には水溶性、不溶性と2種類あるのですが、それらをバランスよく

含んでいるのももち麦の魅力ですね。


1日の食物繊維摂取目標量(20歳以上)は男性で21.0g以上、女性で18.0g以上なのですが、


3~6g程度の不足があるのが現状です。

その不足分を補うのにお手軽なのが、もち麦ごはんです。

1日に茶碗2杯分で不足分を補えます。

そのほかにもスープに入れたり簡単に取り入れられるので、是非試してみてください。


6月の栄養士からのお便りの裏面にはもち麦を使ったスープレシピも載せています。

もうすぐ2歳になる私の娘(野菜嫌い)も気に入ったのかもりもり食べていました😊

濃さが気になる場合は子供の分を薄めてあげれば大丈夫です。

是非作って、家族で食べてみてくださいね。






来院された際には、手にとって見ていただけると嬉しいです。


管理栄養士 島谷